日々思うこと

日常で思ったことをまとめています。

「問題児」ってみんなそうだった

書籍紹介

「子どもはみんな問題児」 著者:中川李枝子 朝潮

 

こちらは短い例えがたくさん入っている文庫本サイズの本です。

「自分もこうだったな」と思うことがたくさん思い出されてきました。

 

子どもにとって全てが新鮮

大人にとっての常識も真新しいこと。

 

あの感性をどこに置いてきたのだろうとふと思いました。

 

成長する事はもちろん大切。

ただ、今を全力で生きていたあの頃に近づきたいと思ってしまう時がある。

 

本音と建前ではなく、ありのままの自分の考えを大切にできたら

自然と周りの人の事も尊重することができるのかもしれないと思いました。

 

 

今回は直接発達障害ではありませんが、

問題児扱いされやすい発達障害

そこに繋げて考えられる一冊のご紹介でした。

 

 

◎相談サービス

発達障害/グレーゾーン理解され難い気持ち聞きます 児童指導員歴2年、家族にグレーゾンがいる者にお話し下さい❀

 

 

「発達障害」は幻想に過ぎないのかー私が受け入れるまで総集編

 

Love Yourself

 

前々回から「発達障害」という存在を受け入れるまでの話しをしてきました。

今回はその総まとめとなります。

 

①では発達障害の子たちと言われている子たちに出会い、彼らの葛藤を目の当たりにした事。

②ではその反論についてでした。

 

今回1番伝えたいことは

発達障害は個性である。という事です。

②と似ていますが、もう少し具体的にします。

 

結局のところ世の中に全く同じ人は1人も存在しません

双子ですら、同じ時に同じ環境で生まれ育っても全く異なる個となります。

さらに深く考えるとヒトを構成している染色体や細胞は同じです。

それなのに容姿、性格は全く異なります。

当たり前の事ですが良く考えると不思議ですね。

 

 

そもそも「周りと違う」と思うけれど、

逆に「同じ」とはどういう事なのだろう。

同じ事を真似できたとしても、

それを行っている人物が違っていれば全く同じにはならない。

 

みんなちょっとずつ違っている。

ただその「違い」がユニークなだけであって。

 

そう考えると発達障害はその人の持っている「才能」とも言えるのではないかと思いました。

 

例えば、ピアノが得意、スポーツが得意と同じように、発達障害であるということは大切にして伸ばしていく選択もできるものであると。

 

 

まとめ

私が考える「発達障害」の定義は一般とは少しズレているかもしれませんが、

このような経緯で受け入れる事ができました。

なので「発達障害やグレーゾン」をお持ちの皆さん、ぜひ自信を持って欲しいです。

もちろん肯定的ではない考えの方々もいらっしゃると思いますが、

その反対に尊敬してる人がいるということをお伝えできたら幸いです。

 

次回からは、今まで読んできた書籍と経験を交えながら

もう少し実践的な事を書いていけたらと思います。

 

ꕤおすすめ文献

 

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ꕤ前回

 

sodanhatatsu.hatenablog.com

 

「発達障害」は幻想に過ぎないのかー私が受け入れるまで②

 

 

発達障害について続けていきたいと思います。

 

前回では、周囲に上手く馴染めない子たちと出会った事から

発達障害の存在について疑いはじめたというところまででした。

 

今回はその反論を考えてみたいと思います。

「馴染めなかったりいじめられたりしただけで発達障害になるの?」

「その子の生まれ持った個性なだけの話しじゃない」という意見もあるのでと思います。

 

正しくその通りなのです。

 

最初の項でお伝えした様に「発達障害」とは

ほとんどの場合は先天的、または後天的に備わった特有の個性だと思っています。

 

ただ、その個性を活かすためには使い方を学ばないといけない。

逆に使い方を習得すれば、優れた才能を発揮することができる。

 

例えば、ヒーローもののアニメにも多く登場する様に。

周りから変わり者呼ばわりされている主人公。なんの取り柄もないと思っている子がある時、自分の弱点と思っていた力を勇気を振り絞って使った時に、その能力が認められる。

 

ものは言いようかもしれませんが、誰もが得意不得意を持っています

その凸凹を認め合うことが現代社会を生きる私たちには求められているのかなと。

ただ、命に関わる事態を懸念する場合は除きますが。

 

また、「馴染めなかったりいじめられたりしただけで発達障害になるの?」という疑問に関しては、そうであるとは言い切れませんがその傾向が強くなる可能性は否めないと思います。

 

発達障害があると得意不得意が顕著に現れる部分があるので、そこで対人関係(SST)を上手く理解できずに衝突や孤立してしまう状態は起きやすくなる傾向にあるのではと思うからです。

 

必ずしも、馴染めなかったり、孤立するからといって発達障害と断言できる要素はありませんが、誰かがその様に感じるのであれば、本人の心の問題だけでなく、そう思わせる要因を作った環境要因も少なからず関係してくるのではと思っています。

 

例えば、プレゼントを選ぶとき相手の喜ぶものを考えて選ぶと思います。

その様に、人は互いに思いやりの気持ちを持っていれば相手の性格や特性を理解しようとした対応ができる生き物だと思うからです。

ですが、全ての人に優しく思いやりを持つことは難しいですね。

 

次は、「受け入れるまで」の総集編とします。

 

ꕤおススメ書籍

発達障害についても書いてあり、様々な方向性から依存症になる理由についても書かれています。

 

毎回紹介させていただいているのですが、分かりやすくお勧めなのでぜひ発達障害、グレーゾーンの最初の一冊としてお勧めします。

 

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前回

sodanhatatsu.hatenablog.com

 

 

 

 

「発達障害」は幻想に過ぎないのかー私が受け入れるまで①

前回は大人の発達障害についてでしたが

数回に渡り、そもそも「発達障害」てあるの?という疑問について書いていきたいと思います。

あくまで私の見解となりますので、賛否両方の意見をぜひ持っていただけたらと思います。

理解されにくい世界に生きる




私が子供の頃の印象

発達障害」という言葉は中学高校生くらいから聞き始めたと思っています。

それまでは、なんか変な子というだけだったものに病名がつき始めたのです。

名称が出てきて思ったことは、「アメリカの真似を始めたな」でした。

発達障害」という言葉が日本で初めて使われたのは1979年のこと。論文が出始めたのも1981〜1990年と今から40年前と歴史は浅い(辻,いとう,2021)。私が中高生だったのは10年前くらいのことですが、発達障害支援法は2004年に施行された(日本小児神経学会)ことを考えると,それから世の中に広がったと考えるので,日本だけでなく世界的に見ても情報が少ないまま言葉だけが思ったより早く広がっていったとも言えるのかなと思う。

 

病名が増えて広がることは製薬会社との絡みも関係しているのではと内心思いますが,これは完全に憶測です。

 

どちらにせよ、新しいものに手をつけてみただけなのではと思っていました。

 

いわゆる「グレーゾーン」の子たちとの出会い

そんな中、大学の時に出会った何人かの子たちは周りと馴染めないことでいじめにあったり、時折悲しそうな表情を見せる場面がありました。

 

・どんなに頑張っても漢字が覚えられずに書けない。

・繰り返し行動をすることで変な子だと思われる。

・理解できないことが起きると癇癪になり本人も困ってしまう。

・天真爛漫だが情緒不安定にもなりやすく家出を繰り返す。

 

これらは全てボランティアやアルバイトで出会った小学生たちでした。

一見、何ら問題なく日常を送っている様に見えて実は苦しんでいる

 

「そんなの子どもなら普通じゃないか」と思われるかもしれませんが、

本人たちは本当に苦しんでいるのです。

 

自殺する人や犯罪を犯す人たちに対して「まさか、あの人が…」

という言葉を聞きますよね。それと同じで、自分自身もそうですが自分にしかわからない、自分でも分からないことは存在すると思います。

大きくなれば経験もついてくるので対処できることも増えて行く傾向が高いと思いますが、

こどもにとっては狭い世界の中で必死に生きてる。そこで疎外感を感じるのはいたたまれないのではと思います。

 

参考文献URL

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jraps/42/2/42_112/_pdf#:~:text=原(2009)によれば,であるとされる%E3%80%82

https://www.childneuro.jp/modules/general/index.php?content_id=70

 

ꕤおすすめ文献

 

 

 

 

 

 

前回記事

 

sodanhatatsu.hatenablog.com

 

 

大人になってから発達障害ってどういうこと?

発達障害

大人の発達障害

ここ数年の間に広まっている「発達障害」という言葉。

日本では「障害」と聞くと「いけないもの、悪いものや病気」と思われがちですが、海外では元から病気という感覚は薄い印象があります。「発達障害」は英語では"Devolopment Disorder"と言われ、病気という意味も含まれますが、どちらかというと発達で何らかの異常が見られるというニュアンスに近い様です。

なので、個人的には他の人とちょっと違うという素敵な個性であり才能を持っている人たちであると思っています。

そして、他の人より優れているところがあるからこそ、全体的なバランスを取るために不得意なところも出てくる、言い換えると生きづらさや、周りと馴染めない、孤独を感じるとなるのではないでしょうか。

 

日本でも1、2年前から「障碍」や「障がい」と言われるようになったのは嬉しいことですね。

 

今回は「大人の発達障害について」の概要になります。

 

大人になってから気がつく発達障害

幼少期に友達が少ない、自分が思っていることが上手く人に伝わらない、他の人が気にならないことも気になる等、モヤモヤを抱えて生きてきた人たちがいます。一概にその全てが発達障害という訳ではありませんが、傾向がある人は多いのではと思っています。

そこで、検査をしてみるかしないかは本人と家族次第になると思いますが、検査すること自体は良いことなのかなと思います。自分でも自分を守りやすくなりますし、周りにも理解をしてくれる人が増えるのではと思うからです。

ただ、確かに日本はまだ発達障害に対して、病気という印象が強い気がするので、診断が出たら距離を置く人もいないとは言い切れないかもしれませんね。人生一度きりしかないので、そういう時は、そういう人だったんだなと割り切って、自分を好きでいられる、生きやすい新たな出会いや繋がりを見つけるのも良いのではないでしょうか。

 

台湾人の友達

留学先で知り合った、当時30後半だった女の人がいます。彼女は小さかった頃、授業中に周りで何か音がしたり物が視界に入ったりすると、先生の言っていることが頭に入らず、また、忘れ物も多く困っていたと話していました。大学も卒業し就職し働いていましたが、その時も他の人と意見が違うと思うことが多く、会社も転々としていたそうです。

そして、30過ぎてから学び直したいと思い、アメリカに留学。一つのことにしか集中できないと同時に授業の内容も全く覚えられないことに困り睡眠不足も発症し、受診したところADHDと診断されました。

本人はADHDと分かったので自分が周りと馴染めない理由がはっきりと分かり安心していました。現在は薬を服用する様になって改善されてきているそうです。

 

本人が安心して生きられるのであれば、受診することはより良い人生を築く上で大切だと思いました。

 

おわりに

発達障害を認める話しをしていると「『発達障害/グレーゾーン』と言って甘えている」や「社会に馴染めないと言って努力しようとしていないだけじゃないか」という様な意見もあると思います。

私も最初は「障害」と言ってレッテルを貼る様な行動は、逆に差別になるのではないかと思っていました。ですが、より深く学んでいくうちに自分の考えの矛盾にも気がついてきました。

 

次回は、なぜ私が「発達障害」を受け入れられる様になったのかについて書いていけたらと思います。

 

ꕤおすすめ本

・大人の発達障害   ・発達障害/グレーゾーン(新書)                ・発達障害(新書)

               

 

 

 

生きづらさ【大人/子どもの発達障害】

はじめに

ここ数年でよく聞く様になった「発達障害、グレーゾン」。

私が興味を持ち始めたのは、たしか学生の頃。

自分で調べながら現場や生活での経験を重ね6、7年くらいになると思います。

 

 

<経歴>

・児童発達支援事業所、放課後等デイサービスで2年間働き、

・本人も認めているADHD傾向の者が家族にいる。

・30歳後半になってから診断を受けた仲の良い友人。

 

仕事

療育を行う児童発達支援事業所と放課後等デイサービスに2年間従事。

定期検診で指摘、診断をもらったお子様や親御さん自ら通っていただいていたご家庭もありました。また、普通級、通級、支援級、支援学校に関係なく、学校に馴染めない児童や問題行動を起こす子たちとその親御さんと関わっていました。

主な診断名は、ASD自閉症スペクトラムアスペルガー症候群)、LD(学習障害)、注意・欠如多動性(ADHD)、チック症、吃音、言語発達遅滞、精神発達地帯(軽度〜中度知的障害)、ダウン症と、これらの疑いがある幼児〜児童。また、精神面の問題を抱えているお子さんもいらっしゃいました。

家族

父親がADHD気質。検査はしておらず世代ということもあるかもしれませんが、本人も認めています。

エピソードとして、幼少期、家族で外食に行くと父は自分が食べ終わると、家族を待つことができずに必ず「ちょっと他見てくるわ!」と言い残し、数十分するとお土産を買って戻ってくるかお店の近くにいる。なので、外食して父親が食べ終わった後にどこかに行かないと逆に違和感を感じる事が多いです。

今でも「父親」という者は「そういう人」と思うので私にとっては普通なのですが、どうやら一般的ではないらしいと徐々に気がついてきました。

他にも面白エピソードや大変だった話しは必要であれば今後に。

友達

身近に大人になってから診断を受けた人が多数います。

その中でも1番仲の良い台湾人の40代の友達は、30後半の時にADHDと診断を受けて、

「周りとの違和感の疑問が解けて生きやすくなった」と話していました。

 

今までの経験から、自分も何かしらの気はあるのかなと思うこの頃です。

 

最後に

何となく感じる「生きづらさ」。

必ず理由はあると思っているので、当人であれば自分を責め過ぎず「こんな自分も好き」と思ますように。また、もし周りにいて理解に苦しんでいる方であれば、少しでも謎が解ける事に繋がればと思っております。

 

最後になりますが、自己紹介として発達障害と子どもに関わる資格を記載しておきます。

もしよろしければ、相談も承っておりますので最後のURLをご覧下さい。

 

<取得した資格>

・SEL(Social Emotinal Learning )支援者資格 取得

 (ソーシャルエモーショナルラーニング)※今欧米で注目されている。

・強度行動障害車支援者養成研修 実践修了

・チャイルドカウンセラー 取得

・家族療法カウンセラー 取得

・幼児教育・保育英語検定(幼保英検) 2

 

書籍も良く読み、最近はギフテッドや大人の発達障害について読んでいます。

 

相談はこちちらへ

coconala.com

✳︎おすすめ新書

発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法 (SB新書)