日々思うこと

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大人になってから発達障害ってどういうこと?

発達障害

大人の発達障害

ここ数年の間に広まっている「発達障害」という言葉。

日本では「障害」と聞くと「いけないもの、悪いものや病気」と思われがちですが、海外では元から病気という感覚は薄い印象があります。「発達障害」は英語では"Devolopment Disorder"と言われ、病気という意味も含まれますが、どちらかというと発達で何らかの異常が見られるというニュアンスに近い様です。

なので、個人的には他の人とちょっと違うという素敵な個性であり才能を持っている人たちであると思っています。

そして、他の人より優れているところがあるからこそ、全体的なバランスを取るために不得意なところも出てくる、言い換えると生きづらさや、周りと馴染めない、孤独を感じるとなるのではないでしょうか。

 

日本でも1、2年前から「障碍」や「障がい」と言われるようになったのは嬉しいことですね。

 

今回は「大人の発達障害について」の概要になります。

 

大人になってから気がつく発達障害

幼少期に友達が少ない、自分が思っていることが上手く人に伝わらない、他の人が気にならないことも気になる等、モヤモヤを抱えて生きてきた人たちがいます。一概にその全てが発達障害という訳ではありませんが、傾向がある人は多いのではと思っています。

そこで、検査をしてみるかしないかは本人と家族次第になると思いますが、検査すること自体は良いことなのかなと思います。自分でも自分を守りやすくなりますし、周りにも理解をしてくれる人が増えるのではと思うからです。

ただ、確かに日本はまだ発達障害に対して、病気という印象が強い気がするので、診断が出たら距離を置く人もいないとは言い切れないかもしれませんね。人生一度きりしかないので、そういう時は、そういう人だったんだなと割り切って、自分を好きでいられる、生きやすい新たな出会いや繋がりを見つけるのも良いのではないでしょうか。

 

台湾人の友達

留学先で知り合った、当時30後半だった女の人がいます。彼女は小さかった頃、授業中に周りで何か音がしたり物が視界に入ったりすると、先生の言っていることが頭に入らず、また、忘れ物も多く困っていたと話していました。大学も卒業し就職し働いていましたが、その時も他の人と意見が違うと思うことが多く、会社も転々としていたそうです。

そして、30過ぎてから学び直したいと思い、アメリカに留学。一つのことにしか集中できないと同時に授業の内容も全く覚えられないことに困り睡眠不足も発症し、受診したところADHDと診断されました。

本人はADHDと分かったので自分が周りと馴染めない理由がはっきりと分かり安心していました。現在は薬を服用する様になって改善されてきているそうです。

 

本人が安心して生きられるのであれば、受診することはより良い人生を築く上で大切だと思いました。

 

おわりに

発達障害を認める話しをしていると「『発達障害/グレーゾーン』と言って甘えている」や「社会に馴染めないと言って努力しようとしていないだけじゃないか」という様な意見もあると思います。

私も最初は「障害」と言ってレッテルを貼る様な行動は、逆に差別になるのではないかと思っていました。ですが、より深く学んでいくうちに自分の考えの矛盾にも気がついてきました。

 

次回は、なぜ私が「発達障害」を受け入れられる様になったのかについて書いていけたらと思います。

 

ꕤおすすめ本

・大人の発達障害   ・発達障害/グレーゾーン(新書)                ・発達障害(新書)