前回は大人の発達障害についてでしたが
数回に渡り、そもそも「発達障害」てあるの?という疑問について書いていきたいと思います。
あくまで私の見解となりますので、賛否両方の意見をぜひ持っていただけたらと思います。
私が子供の頃の印象
「発達障害」という言葉は中学高校生くらいから聞き始めたと思っています。
それまでは、なんか変な子というだけだったものに病名がつき始めたのです。
名称が出てきて思ったことは、「アメリカの真似を始めたな」でした。
「発達障害」という言葉が日本で初めて使われたのは1979年のこと。論文が出始めたのも1981〜1990年と今から40年前と歴史は浅い(辻,いとう,2021)。私が中高生だったのは10年前くらいのことですが、発達障害支援法は2004年に施行された(日本小児神経学会)ことを考えると,それから世の中に広がったと考えるので,日本だけでなく世界的に見ても情報が少ないまま言葉だけが思ったより早く広がっていったとも言えるのかなと思う。
病名が増えて広がることは製薬会社との絡みも関係しているのではと内心思いますが,これは完全に憶測です。
どちらにせよ、新しいものに手をつけてみただけなのではと思っていました。
いわゆる「グレーゾーン」の子たちとの出会い
そんな中、大学の時に出会った何人かの子たちは周りと馴染めないことでいじめにあったり、時折悲しそうな表情を見せる場面がありました。
・どんなに頑張っても漢字が覚えられずに書けない。
・繰り返し行動をすることで変な子だと思われる。
・理解できないことが起きると癇癪になり本人も困ってしまう。
・天真爛漫だが情緒不安定にもなりやすく家出を繰り返す。
これらは全てボランティアやアルバイトで出会った小学生たちでした。
一見、何ら問題なく日常を送っている様に見えて実は苦しんでいる。
「そんなの子どもなら普通じゃないか」と思われるかもしれませんが、
本人たちは本当に苦しんでいるのです。
自殺する人や犯罪を犯す人たちに対して「まさか、あの人が…」
という言葉を聞きますよね。それと同じで、自分自身もそうですが自分にしかわからない、自分でも分からないことは存在すると思います。
大きくなれば経験もついてくるので対処できることも増えて行く傾向が高いと思いますが、
こどもにとっては狭い世界の中で必死に生きてる。そこで疎外感を感じるのはいたたまれないのではと思います。
参考文献URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jraps/42/2/42_112/_pdf#:~:text=原(2009)によれば,であるとされる%E3%80%82
https://www.childneuro.jp/modules/general/index.php?content_id=70
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