発達障害について続けていきたいと思います。
前回では、周囲に上手く馴染めない子たちと出会った事から
発達障害の存在について疑いはじめたというところまででした。
今回はその反論を考えてみたいと思います。
「馴染めなかったりいじめられたりしただけで発達障害になるの?」
「その子の生まれ持った個性なだけの話しじゃない」という意見もあるのでと思います。
正しくその通りなのです。
最初の項でお伝えした様に「発達障害」とは
ほとんどの場合は先天的、または後天的に備わった特有の個性だと思っています。
ただ、その個性を活かすためには使い方を学ばないといけない。
逆に使い方を習得すれば、優れた才能を発揮することができる。
例えば、ヒーローもののアニメにも多く登場する様に。
周りから変わり者呼ばわりされている主人公。なんの取り柄もないと思っている子がある時、自分の弱点と思っていた力を勇気を振り絞って使った時に、その能力が認められる。
ものは言いようかもしれませんが、誰もが得意不得意を持っています。
その凸凹を認め合うことが現代社会を生きる私たちには求められているのかなと。
ただ、命に関わる事態を懸念する場合は除きますが。
また、「馴染めなかったりいじめられたりしただけで発達障害になるの?」という疑問に関しては、そうであるとは言い切れませんがその傾向が強くなる可能性は否めないと思います。
発達障害があると得意不得意が顕著に現れる部分があるので、そこで対人関係(SST)を上手く理解できずに衝突や孤立してしまう状態は起きやすくなる傾向にあるのではと思うからです。
必ずしも、馴染めなかったり、孤立するからといって発達障害と断言できる要素はありませんが、誰かがその様に感じるのであれば、本人の心の問題だけでなく、そう思わせる要因を作った環境要因も少なからず関係してくるのではと思っています。
例えば、プレゼントを選ぶとき相手の喜ぶものを考えて選ぶと思います。
その様に、人は互いに思いやりの気持ちを持っていれば相手の性格や特性を理解しようとした対応ができる生き物だと思うからです。
ですが、全ての人に優しく思いやりを持つことは難しいですね。
次は、「受け入れるまで」の総集編とします。
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